特集1 放射線被曝
放射線被曝に関する意識と行動
折戸 武郎
1
,
越田 吉郎
1
,
前川 龍一
1
,
天津 栄子
2
,
小野 ツルコ
2
,
古賀 佑彦
3
1金沢大学医療技術短期大学部診療放射線技術学科
2金沢大学医療技術短期大学部看護学科
3名古屋保健衛生大学医学部放射線医学教室
pp.1000-1006
発行日 1982年9月1日
Published Date 1982/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919652
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はじめに
放射線や原子力の利用の増加に伴い,それの人体に及ぼす影響に対する関心が高まっている.特に我が国は世界唯一の原爆被爆国であり,第5福竜丸事件や最近のスリーマイル島の事故などで多くの人は放射線被曝について何らかの知識を得ている.こうした中で,医療における放射線の利用も増加の傾向を示しており,一般の人にとっては,日常的なこととして関心が高くなっている.
放射線診療の場で働く看護婦は,特に,放射線に対し関心の高い患者への援助を行うのだから,放射線被曝ということに対して十分な知識と慎重な対応を身につける必要がある.
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