プロフィル
〈芝和美〉ネパールの村で開眼手術の介助を体験—「跳び上がって喜ぶ人はいなかったが、やはりうれしかった」
吉
pp.1185
発行日 1981年10月1日
Published Date 1981/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919376
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兵庫県芦屋市立病院眼科医の黒住格氏が一九七二年から六回もネパールに渡り、現地の眼科医と協力して白内障失明患者の開眼手術の医療奉仕活動を続けていることは、既に新聞等で紹介されているが、その活動記録である『ネパールのひとりごと』という本をたまたま病棟で目にしたことが、ネパール行きのきっかけとなった。
「ネパールにはもともとあこがれていたし、自分の看護技術を役立たせることができるならなおさらいいし、チャンスだ」と思い、すぐに黒住医師にネパール行きを希望する手紙を書いた。医師からはすぐ「ネパールに行くのはすごく大変だし、何の保証もない」との電話もあり、親も説得できず、いったんはあきらめたが、あきらめきれず、黒住医師に直接会ったり、親を再度説得して、やっと行けるようになる。
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