プロフィル
〈藤田文子〉“大阪地域精神医療を考える会”で活躍—「泊り込みの研修会では本音をぶつけ合えますね」
吉
pp.825
発行日 1981年7月1日
Published Date 1981/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919297
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「精神医療の分野では大阪地域は全国レベルから見てかなり遅れているのではないか、どのようにしたらそのような状況を変革できるか」と、精神科医療関係者の間で常に課題となっていた。そして、開放化の問題や退院後のケアを中心にしたリハビリ活動を地域精神医療にかかわる人々に理解してもらい、その充実をはかっていこうとの確認のもとに、光愛、泉州、紀泉の三病院の医局が中心になって「大阪地域精神医療を考える会」が一九七七年に生まれた。
最初は医師の呼びかけで生まれたが、看護婦、ケースワーカーなども参加し、研修を重ね、開放化をすすめる中で、今までほったらかしになっていたともいえる看護面でのケアも徐々に充実してきた。
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