プロフィル
—藤原順子—点滴しながらトイレにも行けるような病院にしたい—真の患者サイドに立った病院づくりを目指して2年目の看護部長
吉
pp.209
発行日 1979年2月1日
Published Date 1979/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918614
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新設の病院、初めての看護部長職、知っている仲間はただ一人。不安と期待だけはふくらむ。だからここで仲間をつくろうという形で病院づくりを始めた。「まず相手(ナース)を信じることからスタートしました」一人のもつ看護観も違うし、人格も違う。婦長になるのは初めてという人ばかり。「だから婦長会議なんか今でもケンケンゴーゴーです」初めて病院をつくるのだから、最初はメチャクチャにみえても、つくってみたら日本一になるかもしれないと意気込んだ。夢も大きくふくらんだ。
患者中心の看護をただの目標だけでなく、実行する病院だと聞いていますが「実際にはできていないのでしょうが、小さいことの積み重ねだと思います。ただ学校で患者中心の看護を勉強してきた人が、その考えを十分発揮できるように、障害は取り除いていきたいと思っています」
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