ベッドサイドの看護
視力障害と成長障害を伴った小児透析患者の看護
徳岡 正子
1
,
林本 保子
1
1甲南病院中央人工腎臓室
pp.1281-1284
発行日 1978年12月1日
Published Date 1978/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918562
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はじめに
最近の腎疾患治療の進歩により,小児腎不全においても血液透析,腎移植が積極的に行われているが,心身ともに成長・発達の重要な過程にあり,健全な社会生活を送るべき小児にとって,血液透析という長期の治療が与える影響は大きいと考える.
私たちは,長期療養からくる性格の歪み,自閉症的性格を持った小児に対して,家族および訪問教師の協力,受け持ち看護婦の連携により少しずつ透析療法に順応し,入院から外来通院,さらには通学が可能となった患児への援助および経過をここに報告する.
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