特集 看護士の役割を考える
座談会/男性看護者に問われるもの
赤坂 守保
1
,
大渕 誠一
2
,
尾上 孝文
3
,
中谷 靖文
4
,
矢野 真二
5
1国保旭中央病院
2鶴が丘病院
3都立世田谷リハビリテーション・センター
4都立梅ヶ丘病院
5町田市立市民病院神経科
pp.156-168
発行日 1978年2月1日
Published Date 1978/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918323
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男性看護者の役割とは
歴史的に担わされてきたもの
本誌A 実は今回の特集を企画するにあたっては,ある精神科の男性看護者の方からの投書がきっかけになっているわけです.それは例えば暴れている患者さんを抑制するといった,いわば物理的な力としての役割が暗黙のうちに男性看護者に期待されていて,そこに非常なストレスがあるという内容だったんです.
今日お集まりいただいた方がたは精神・神経科の現場で活躍されている方たちばかりなので,まず第1に問題を精神科にしぼって,そのなかで歴史的に男性看護者が担わされてきた物理的な力としての役割をどう考えていくかというところから話を進めていただきたいと思います.
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