目で見る移動・介助の実技・11
脊髄損傷患者 5—ベッド上での寝返りと起き上がり
武田 功
1
1国立身体障害センター
pp.89-92
発行日 1977年1月1日
Published Date 1977/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918066
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胸腰髄損傷者のベッド上での寝返り法(腹臥位から仰臥位へ)
人的介助(2人)による場合
1.図1-aのように2人の介助者は同じ側に位置する.患者の頭は介助者側に向けておく.患者の左腕は手掌を上にして,腰の中央あたりまで真っすぐ伸ばして入れる.
頭側の介助者は一方の手(右手)を患者の腋窩を通して肩の後面へ持ってくる.他方の手は反対側の肩部後面へおく.下半身側の介助者は一方の手(左手)を右大腿の下を通して左大腿中央部を保持し,他方の手(右手)は股関節の上で骨盤前面を保持する.
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