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精神病院帳票に残る‘古き’もの
鈴木 淳
1
,
垣花 順子
1
,
岸本 君子
2
1琉球大学保健学部地域医療部・付属病院
2琉球政府立那覇看護学校
pp.633-636
発行日 1976年6月1日
Published Date 1976/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917907
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まえがき
さきに全国43都道府県に散在する145精神病院の看護帳票2769枚の集計結果を発表した1).帳票提供の病院数は太平洋ベルト地帯の東京・神奈川・愛知・大阪・静岡の府県がベスト5で,残りの病院も県庁所在市とか副首邑であった.病院所在地の全般的特性として人口稠密性,文化的先進性,活発な経済活動性がみられたので,近代的看護帳票が期待されたが,事実は期待に反して,近代化以前の事柄がいくつか見い出された.
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