カラーグラビア 光学(ミクロ)の世界
硬骨
林 武彦
pp.5
発行日 1970年12月1日
Published Date 1970/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917682
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硬骨は,造骨細胞の働きで、細胞の周囲に燐酸カルシウムや炭酸カルシウムが沈着して固くなったもので、主要部をなす中間層は,神経や血管のとおるHavers氏管を囲む(同心円状の)Havers氏骨板(特殊骨板)とその間を充填する間質骨板からなる骨細胞でできている。各骨板系の境には,無構造の接合線がみられる。胎児の場合は膠質が多く,カルシウム分の沈着が少ないので、弾力性がある。カルシウム分が増加すると,固さを増す
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