カラーグラビア 光学(ミクロ)の世界
新生児の歯
林 武彦
pp.5
発行日 1970年5月1日
Published Date 1970/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914863
- 有料閲覧
- 文献概要
新生児には歯がないことになつている。実際には第7週目頃からでき始める。20週目頃になると、エナメル質や象牙質がみられるようになる。その後も、エナメル質、象牙質、歯髄が発達して乳歯として顔をみせる。
写真の最下部には歯髄が、その上に発達中の象牙質(石灰化および末石灰化部分)がみられ、その上にくっきりと新生エナメル質が表われ、さらにその上に規則正しいエナメル芽細胞が周りを取りまき、その周りを、エナメル髄をはさんで、上下に内外エナメルに細胞がみえる。
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.