カラーグラビア 光学(ミクロ)の世界
腎臓(皮質)
林 武彦
pp.5
発行日 1971年3月1日
Published Date 1971/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661915944
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腎臓の実質は線維膜に包まれて皮質および髄質からなり、髄質は皮質性の腎柱に境されて10数個の腎錐体にわかれ、錐体はその基底から髄放線を皮質に送るとともに、その尖端である腎乳頭を腎洞のうちにつき出す。腎臓は複管状腺で、これを構成する細尿管に次の部分を区別する。腎小体、方一迂曲部、係蹄部、方二迂曲部、小集合管、集合管、乳頭管。そのうち腎小体および迂曲部は皮質を造り、その他の部分はすべて髄質を造る。
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