Medical Topics
Small for dates baby,他
T.O.
pp.88-89
発行日 1969年5月1日
Published Date 1969/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917604
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最近周生期死亡率などの面からSmall for dates babyが注目されております。Small for dates baby(SFD)とは,在胎期間に比べて,出生時体重が標準体重より小さい新生児に対して用いられる名称です。
出生時体重が2.5kg以下の新生児は未熟児と呼ぶように,1950年のWHOの委員会で提案され,この名称は広く世界各国で採用されました。しかし,出生時体重が2.5kg以下のものであっても,その在胎期間によっては未熟でないものもあります。そこで,1961年のWHOの委員会では出生時体重が2.5kg以下のものを低出生体重児(low birth weight infant)とし,そのうち在胎37週以前のものを未熟児(premature infant)とすることを勧告しました。また,実際には在胎期間が38週以後でも2.5kgまたはそれ以下の出生時体重の新生児も少なくありません。
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