ベッドサイドの看護
白血病患者の看護
原 千穂
1
1名古屋市立東市民病院内科病棟
pp.850-853
発行日 1974年8月1日
Published Date 1974/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917074
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白血病患者の場合,根治は不可能であり,できる限り生存期間を長くするのが医療の現状であり,看護もそこに力を結集する努力をしている.そのようななかで当内科病棟において,1度寛解して退院した後,約4か月を経て再び入院してきた14歳の白血病患者の看護をする機会を得た.2度目の入院における寛解率は1/2-1/3といわれている.無菌室も無い現状で,少しでも無菌に近い状態をつくることに留意して,精神面への援助をすることにより患者の安楽を図る努力をしているが,その経過をここに報告する.
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