ベッドサイドの看護
小児白血病患者の看護
小堀 和子
1
,
佐藤 浩子
1
,
長柴 美佐子
1
,
松 舘妙
1
,
井上 敏子
1
,
平塚 義子
1
,
五十嵐 康子
1
,
斎藤 真弓
1
1東北公済病院小児病棟
pp.437-443
発行日 1973年4月1日
Published Date 1973/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916615
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近年,化学療法のめざましい進歩により,予後不良といわれてきた白血病も,わずかながら延命効果がみられるようになってきた.しかしながら,白血病の原因が究明されていない現在,いったん発病すると,一応寛解をみても,死の転帰をまぬがれない場合が多い。当小児病棟においても,昭和46年1月に2名の患児が死の転帰をとった.
今回は,このなかで,発病後6か月で死亡した学童期(小学5年生)の患児のベッドサイドの看護経過を述べ,また,この看護を通じて新たな問題が2-3提起された点についても継続的に検討を行なったので,あわせて報告したいと思います.
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