2015年の白血病診療-一般外来での初発症状から長期フォローアップまで 一般内科でみる「既往疾患」としての白血病
小児白血病患者の晩期合併症
平井 麻衣子
1
,
谷ヶ崎 博
1日本大学医学部附属板橋病院 小児科
キーワード:
Cytarabine
,
Dexamethasone
,
Etoposide
,
Methotrexate
,
Prednisolone
,
アルキル化剤
,
抗細菌剤
,
白血病
,
白血病-急性骨髄性
,
放射線療法
,
Anthracyclines
,
造血幹細胞移植
,
白血病リンパ腫-前駆細胞リンパ芽球性
,
小児癌
Keyword:
Alkylating Agents
,
Anti-Bacterial Agents
,
Dexamethasone
,
Cytarabine
,
Etoposide
,
Leukemia
,
Methotrexate
,
Prednisolone
,
Radiotherapy
,
Leukemia, Myeloid, Acute
,
Hematopoietic Stem Cell Transplantation
,
Anthracyclines
,
Precursor Cell Lymphoblastic Leukemia-Lymphoma
pp.277-281
発行日 2015年8月1日
Published Date 2015/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015323343
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晩期合併症とは,小児白血病自体の侵襲や治療によってもたらされる合併症をいい,身体的問題,心理的問題,社会的問題などがある.晩期合併症は,治療後の経過年数とともに増加傾向にあるため,定期的かつ長期的なフォローアップが必要とされている.晩期合併症は,発症の原因となる危険因子が存在するため,過去の治療歴を把握し,診察時に有する症状や疾病が小児白血病の晩期合併症かもしれないという目で診察することが重要である.
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