グラフ
患者の健康生活と看護—東洋工業株式会社付属病院
林 よしえ
pp.136-143
発行日 1973年2月1日
Published Date 1973/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916559
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今や自動車製造で名高い東洋工業株式会社 その本社工場に隣接して7階建ての付属病院がある.昭和13年に医務室が開設され 昭和25年に付属病院がその後昭和36年に 近代的設備を整えた現在の総合病院が誕生した.
企業体病院と言えば従業員の健康管理が合い言葉である.ところが東洋工業病院においては 幅広い意味での健康生活への貢献が病院のポリシーとなっている.つまり従業員は就労中といえども自由に診療を受けることができ疾病の早期発見・治療が励行されている.また 入院生活の快適さの因子となる環境の整備についても 騒音 照明 冷暖房 換気などについて 昭和36年の設立当初から完備されている.さらに病院利用者も約3万3000の従業員ばかりでなく その家族 関連会社 地域住民へと大きく門戸が開放され 利用者は年々増加しつつある.
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