病院めぐり
マツダ株式会社—マツダ病院外科
栗栖 佳宏
1
1マツダ病院外科
pp.999
発行日 2015年8月20日
Published Date 2015/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210846
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マツダ病院は中国・四国地方最大の地方中核都市である広島市の東部に位置しています.ここ広島は世界文化遺産である厳島神社(宮島)や原爆ドームが有名ですが,広島東洋カープ,サンフレッチェ広島などの本拠地でもあります.温暖な瀬戸内海気候のもと,過ごしやすい地域です.
当院は昭和16年にマツダ株式会社(当時の東洋工業)の附属医院として発足し,昭和36年に現在の位置に150床の病院を竣工しました.建設当時は東洋一の病院と称され,多くの見学者が来院したそうです.その後,昭和60年までに300床に増床,平成11年に広島県内唯一の日帰り手術センターを開設し,平成15年には広島地区でいち早く電子カルテを導入しました.平成24年に現在の新入院棟が完成,さらに外来棟の改修整備を行い,日帰り手術センター,外来化学療法室をリニューアルしました.現在,病床数270床,20診療科,常勤医師48名,総職員約500名の,患者さんにも職員にも快適な急性期病院(DPC対象,7対1看護体制,救急指定,日本病院機能評価機構認定)です.広島市東部の基幹病院として地域医療に貢献することをモットーに,企業立病院でありながら一般患者さんが外来で85%,入院では95%を占めています.教育面では,臨床研修病院の指定を受け毎年4名の初期臨床研修医のほか,広島大学の医学生や看護・理学療法の学生実習,最近では中高生の職業体験も受け入れています.
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