特集 病院の機械化
病院各部の機械化の実例
4.薬局—東洋工業株式会社附属病院の例
森田 専一
1
1東洋工業株式会社附属病院
pp.57-61
発行日 1963年10月1日
Published Date 1963/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202220
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はじめに
本病院はマツダ三輪車や軽四輪車のクーペ,キャロル,普通車のキャロル600等を製作している事業所の病院である(写真1)。広島市外国鉄山陽本線向洋駅前に位置している。昭和36年7月完成開業し,会社従業員およびその家族並びに附近住民の診療を行なっている。建物延面積3653坪,病床数218床,病院従業員300名,医師31名,薬剤師12名(薬局勤務薬剤師のみ,他に臨床病理研究検査科に13名),看護婦110名である。診療科目10科を有し,外来患者1日平均1,200名,入院患者200名で,処方箋1日平均574枚,基準剤数1056件である。全館に冷暖房換気設備を有し,夏期は26.7℃,冬期は22.2℃,湿度はいずれも50%に調節され,外部窓硝子は二重硝子にて断熱および騒音防止になっている。
薬局について
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