研究と報告
重症心身障害児検温方法について
西倉 花子
,
高塩 豊美
,
橋爪 れい子
,
中村 直子
,
木村 キチ
,
仲丸 ミス
,
津村 春江
,
鎌田 圭子
,
桑山 智恵
,
坂井 ミサ
,
赤沢 信子
,
関 奈津子
,
川上 幸子
,
笹川 チカ
,
小名 清子
,
佐藤 和美
,
国立新潟療養所11病棟
pp.800-802
発行日 1972年6月1日
Published Date 1972/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916359
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
重症心身障害児はほとんど自から苦痛を訴えることができないため,体温,食欲,不機げんなど一般状態の観察によって異常の早期発見につとめなければなりません.なかでも体温測定は重要な役割をしめております.
一般に体温測定として腋窩検温法が用いられておりますが,重症心身障害児では次のような難点がありますので,腋窩で行なう場合看護者が固定していなければなりません.したがってそれに要する時間は相当なものであります.また電子体温計での測定も時間がかかり非能率的でした.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.