看護学生研究
新生児の検温—測定時間と部位について
三ケ島 淑子
1
,
小泉 恵美子
1
,
松薗 昌子
1
,
松本 尚子
1
,
三浦 恵子
1
,
三浦 さと
1
,
三上 てる子
1
,
右田 佳代
1
,
水野 順子
1
1自衛隊中央病院高等看護学院
pp.426-429
発行日 1976年7月25日
Published Date 1976/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205074
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1.はじめに
現在,新生児の検温は,ほとんどが直腸で行われており,その必要とする時間は教科書などには3〜4分と書かれている。弘前大学,吉武1)の研究では1分30秒で十分であるという結果が出されている。しかし,臨床では,目で見て水銀の上昇が落ち着いたと思われる時点の目盛を体温とみなしているのが現状で,果たしてこれで正確な体温が測定できるのだろうかと疑問を持った。また,肛門での測定が不可能となった場合,他に簡便で,直腸温に近い値を得ることができる適当な部位はどこだろうか,と考えてこの研究に取り組んでみた。
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