ベッドサイドの看護
検温の自主管理
林 睦子
1
1千葉大学医学部付属病院肺外科
pp.856-857
発行日 1972年7月1日
Published Date 1972/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916374
- 有料閲覧
- 文献概要
私たちは朝の検温時に,前日の便や尿,喀痰数,性状,睡眠状態,発汗の有無,疼痛など必ず患者にたずねます.その際,前日のことなどをつい忘れてしまい,なかなか思い出せないことが多く,それを思い出すまで患者のベッドサイドにたたずんでいたり,誘導したりすることがよくあります.朝の短い時間に終わらせねばならない業務をかかえ,深夜勤の看護婦は気があせるばかりです.このむだな時間をはぶくためにも,正確なデータを得るためにもメモ帳を考案してみました.メモ帳の中には,検温の記載欄と食事の摂取欄を設けて,同時に患者に検温の自主管理を試みてみました.
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.