グラフ
臨床検温法
冨家 崇雄
pp.20-22
発行日 1965年1月10日
Published Date 1965/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200636
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臨床検温法の日的は真の「体温」の動向を知りたいということであつて,局所とししての温度を知りたいのではない。「体温」を腋窩,口腔,直腸で測る場合,それぞれの温度が真の「体温」の代表値の一つとしての性質をもつようにしたものであることが重要である。したがつて,腋窩検温,口腔検温,直場検温に当つてはそれぞれの部位の解剖生理学的な特性にもとついて,それぞれの部位に応じた厳格な検温方法を守らなければならない。腋窩検温においては,感温部の位置と「腋窩温」完成に要する相当長時間の検温時間が重要である。口腔検温においても,感温部の位置と「口腔温」完成に要する十分な検温時間が必要である。直腸検温においては肛門より約6cm以上の「直腸温」の存在する場所に感温部をおいて測ることが必要である。
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