疾病の病態生理—最近の考え方・6
脳卒中
小浜 基郎
1
1大阪大学医学部第一内科
pp.778-781
発行日 1972年6月1日
Published Date 1972/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916354
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脳卒中は昭和26年以来わが国においては死因の第1位を占めており,成人病として身近なものであると同時に重要な疾患の1つである.しかしながら癌とは異なり高血圧や高脂血症など脳卒中の基礎的疾患に対する加療および日常生活の管理を含めた予防医学方面へさらに注意を向けることにより卒中発作は減少させうるものであり,発症したものにおいては適切な医療によりその予後にかなりの差を生じるので,正しい病態生理を理解した上での看護の果たす役割は非常に大きいものである.
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