看護風土記
埼玉/徳島
守佐美 せち
1
1済生会川口総合病院
pp.9
発行日 1971年2月1日
Published Date 1971/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661915908
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埼玉県は,荒川を境に東京とは隣合わせ,鎌倉時代には,“われこそは武蔵武士”と誇りをもち,名をなした武将が大勢いたが,徳川時代になり家康は戦国末期の数十の城をつぶし,川越・岩槻・忍の3城だけを残し,腹心の部下に統治させて以来,官界に志をとげることができなかったという。
現在は排他性がなく,気候風土に恵まれた住みよい農・工業地帯である。なかでも川口市は鋳物の町・キューポラの町として映画にまでなり,広く知られている。昭和3年川口と赤羽を結ぶ荒川橋がつくられて以来,鋳物の需要も多く急速に発展した。
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