病気のミニ世界史
赤痢
大熊 房太郎
pp.38
発行日 1970年8月1日
Published Date 1970/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914971
- 有料閲覧
- 文献概要
赤痢の発生件数は,その国の文明と富の程度をしめすバロメーターである…といわれています。
事実,この伝染病は未開発地域や後進国に流行する場合が多く,そういう意味では年間にまだ17,792人もの患者が発生(昭和43年)しているわが国は,とても文明国とか経済大国などとはいえないわけですが,この病気も洋の東西を問わず古くから人類を悩ましてきました。
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.