いわせてもらえば
危険信号は出ていないか
井上 なっゑ
1
1日本看護協会
pp.93
発行日 1970年5月1日
Published Date 1970/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914883
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私は1928年にロンドン大学ベッドフォードカレッジに留学,公衆衛生看護学を学び始めた。理論と実際との組合せをよくした時間割で,しかも,プロフェッサーたちと学生との間は,2週間に1回行なわれるコーチングで,質疑応答の形で,クラスですでに講義の終った科目について話し合いが行なわれるのであった。
忘れもしない笑い泣きの心理学のコーチングの時間,ミス・エッジルが担当の講義,まことに立派ではあるがむずかしい。いつも上手に質問のできない自分,今日こそはと思いきって,7人のグループのトップバッターで,ミス・エッジルに学習か何かについての質問を出した。
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