看護合理化用品特集 ディスポーザブル用品のいろいろ
ディスポを使ってみて
ディスポーザブル製品の効果的な使い方
蜂須賀 つや子
1
1中野組合病院
pp.87-89
発行日 1968年10月15日
Published Date 1968/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914311
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最近,使い捨て物品の医療器具,看護用品が増加しつつあるとき,これが業務の合理化,能率化をはかる上にのみでなく,患者にもよろこばれるものであれば使いたいと考えているが,採算の面もあって,使用に切り換えるにあたっては困難な状況もあろう。しかし準備や使用後の手入れ,消毒などに要する時間,感染予防などの点において効果的であるものがたくさん出ているので,看護婦不足対策の一つとしても,経営者にその理解を求め,積極的に取り入れる努力をしてゆきたいと思う。
たとえばディスポ浣腸器(グリセリン浣腸液60g)1個が55円,従来のグリセリン浣腸器でカテーテル使用による同量(60g)の処理料は4.6点(乙表)であるが,グリセリン30gの代金を16円として,浣腸器,カテーテルの消毒,準備,処理後の手入れなどに要する時間およびそれらに要する経費,人件費などを考えるならば,必ずしもマイナスとはならないのではなかろうか。
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