日本の女性はしあわせか・2
生理休暇はなぜ必要か
村松 博雄
,
吉武 輝子
,
松村 澄子
1
,
今尾 貞夫
2
1長橋産婦人科
2東大付属病院
pp.51-54
発行日 1968年5月1日
Published Date 1968/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913980
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月経と女性
日本では長年にわたって,月経には“血のけがれ”というイデオロギーがつきまとっていた。
たとえば,かつての霊山富士の女人禁制の掟も,また,漁船の女人拒否の思想も,この“血のけがれ”の発想に基づくもので,男尊女卑の気風の強い熊本あたりでは,かなり最近まで洗濯だらいには,男だらい,女だらいの区別がはっきりとつけられていたほどである。
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