特集 看護における患者指導
座談会 看護にとって指導とはなにか
外口 玉子
1
,
野口 美和子
2
,
久保 千代恵
3
,
石沢 生子
4
1東大保健学科
2横浜市立高等看護学院
3日赤中央病院
4国立国府台病院
pp.14-20
発行日 1968年5月1日
Published Date 1968/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913970
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司会 臨床看護における患者指導とはどういうことなのかということで,私たちがいちばん遺憾に思ったのは,看護婦が患者に,ある面では振り回されているんじゃないか,もっと患者への指導を高めて,療養生活を進めていくということがありえないだろうか,という話が持ちこまれてきたんですけど,いやそうじゃない,かえって看護婦の描いているイメージに,患者としての役割を看護婦が押しつけてるんであって,患者の方が振り回されているといっても言い過ぎじゃないか,というふうに反論したわけなんです。じゃ,もう一度考えようという話になって,臨床看護における患者指導とはどういうことなのか,看護婦の援助行為としてどのように理解したらよいのか,ということを,具体的に,こういう場合はどう老えられるかとかを出していただいて話合っていきたいと思うんです。
次に,じゃ看護婦がどういう形でそれをになっていくかとか,それを進めていくときにはどういう障害があるか,そのへんを出していきたいと思います。
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