今月の考察 医療過失事故
赤ちゃん取り違え事件とその社会的影響
伊藤 正治
1
1共同通信仙台支社編集部
pp.46-48
発行日 1968年4月1日
Published Date 1968/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913941
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「先生も揃っているし,看護婦さんも多い。設備もちゃんとしている。だから安心して行くのに……」これは赤ちゃん取り違えという普通では考えられないショッキングな事件を耳にしたお母さんたちの感想です。
そしてこの場合,責任を追及されるのは事件の“舞台”になった病院当局者ですが,とくに矢表に立つのは直接赤ちゃんに接している看護婦さんであることはいうまでもありません。
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