ほんやく
放射線障害について看護婦は何を知らなければならないか
エデイス・H・クインビー
1
,
酒井 千代子
1
1東京都衛生局看護課
pp.68-71
発行日 1965年7月1日
Published Date 1965/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913657
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従来,X線,ラジウム,放射性アイソトープの治療を受ける患音の看護にたずさわる看護婦のために放射線障害についての多くの不合理な警報が出されていた。多量の放射線が皮膚や血液の状態に変化をおよぼし,白血病や癌として非常に悪性の状態をもたらし,さらに遣伝因子に変化を与えることは確かである。しかし,一般的にそのような多量の放射線は看護婦が業務上において被曝するよりもはるかに多いものである。放射性物質はラッド(Rads)によって明記される。ラッドの定義は知識をひろめるためのものではなく,1つの測定の目標であって普通の胸部X線写真は,0.1ラッド以下であるといわれる。
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