Nursing Study
運動,絵画,読書会を手段とする精神療法について/講評 本誌看護研究委員会—よいデーターをよく活用すること
島田 公子
1
,
後藤 庸子
1
1公立学校共済組合関東中央病院神経科
pp.57-59
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913620
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神経科治療の根本であり,そして近年大変重視されてまいりました集団精神療法のなかで,私たち看護婦が,直接関係している運動,絵画,読書を手段とする精神療法について発表することにしました。
精神療法の基本は簡潔にまとめてみますと治療者と患者との間の信頼関係を基として,患者を成熟させることでありまして,私たちが患者とともに患者を,見おろすのではなく患者集団のなかに入ることに努力してきましたのも,一にこの信頼と,したがってその治療効果をたかめることが目標なのであります。
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