看護・臨床検査
臨床検査の中央化と看護婦の役割
小酒井 望
1
1順天大
pp.69
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913592
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臨床検査の中央化とは
数年まえまでは,臨床検査の種類もまだ少なく,大部分の検査は医師が自分で行なっていた。しかし臨床検査の種類が非常にふえ,しかも熟練を要する検査の多くなった今日では,医師かそれらの検査を全部自分で行なうのは到底不可能であるし,またその余裕もなくなった。結局これらの臨床検査は,それを専門に行なう技術員に委せさるを得なくなり,またその方が能率的,経済的であるというので,どの病院にも中央検査室が作られるようになった。そしてそれまで診療各科の外来や病棟で行なわれていた臨床検査が,中央検査室で行なわれるようになった。
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