新・ナイチンゲール伝—補遺・2
誤解されてきたその思想と人間
吉岡 修一郎
1
1久留米大
pp.48-49
発行日 1966年7月1日
Published Date 1966/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912800
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看護事業への動機
フローレンス・ナイチンゲールの18歳のころの日記につぎのような部分があります。
“わたしは働きたい。なにか仕事がしたい。わたしはいつもそれを思いつめてきた。人のためになる仕事,全力をあげてぶつかっていく仕事……いつもそれを探し求めてきた。そして思いついたのが,この看護事業だった。いったん思いつくと,この考えがどうにもわたしの頭を離れない。ああ,わたしは看護婦になりたい。それがだめなら教育の仕事でもいい。それも,ふつうの人の教育よりは不良児の教育がしたい。”
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