Medical Topics
高圧酸素療法,他
R.T.
pp.92-93
発行日 1965年4月1日
Published Date 1965/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913568
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1956年にBoeremaは,高圧酸素化装置内で心臓手術を行なうと,体液の中に溶けこむ酸素量が増加するので有利であろうと考えた。5,6年前よりこの装置を用うるいわゆる高圧酸素療法の臨床的応用が盛んとなってきた。わが国では未だ1,2か所にしかこの装置がないが次第に増加すると思われるので簡単に紹介してみたい。
理論上組織の酸素欠乏に基く症状のある場合が適応となるが,当然のことながら血液に酸素運搬能力があること,心肺が正常で血行が十分に保たれていることが必要である。
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