Ⅱ.実地に見た各施設の看護
小じんまりした教会立病院—《ホワイト・メモリアル・メジカルセンター》
三沢 文子
1
1京都第二赤十字病院看護部
pp.44-45
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913347
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テレビカメラの砲列にびっくり
見学の最終日。誰の顔にもいささか疲労の色があらわれていたが,病院の玄関に着くと真剣な目なざしになる。5階建の落ち着いた建物だ。今まで見学したどこの病院の玄関とも同じで,この病院も周囲の緑の美しさが目をひき,建物が余計にひきたつように思えた。講堂に通されてびっくりしたのは,テレビ局のカメラがズラリと並び,ライトがまばゆいほど照らされていて,私たちの姿を撮っていたのである。今までにもいろいろな形で歓迎を受けたが,これはまた,勝手の違った迎えられ方である。私たちはドギマギしながらとりあえず椅子に落ち着いた。日本から大勢の看護婦が来たというので,インタビューされた。その日の夜の10時からテレビに映るということであった。
副院長,総婦長のあいさつがあり,りっぱなパンフレットが配布されて院内見学に廻る。
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