グラビヤ
医療ゼロ地帯—身体障害者は訴える
pp.17-19
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913301
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身障者に対する適正かつ十分な医療の保障を要求して,国立身障センター生徒自治会が7月19日から6日間にわたって,厚生省,身障センターの2ヵ所で坐り込みを行なった。不自由な身体的条件に耐え,ナベ,カマ,洗濯などの日常生活をそっくり坐り込み現場に持ちこんで“一歩でも歩きたい”と訴える声には切実なギリギリの願いがこめられていた。回復可能者への手術打ち切りという事態に端を発した今回の坐りこみまでの経過には,ひとり身障者に対してのみならず,国民医療全般に通ずる厚生行政の無理解を暴露した
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