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看護をささえる人びと—東京大学医学部保健学科看護学講座
pp.14-15
発行日 1967年7月1日
Published Date 1967/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913198
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東京大学医学部保健学科の誕生は昭和41年。講座は疫学,看護学,保健栄養学,保健社会学,保健管理学,母子保健学,成人保健学,精神衛生学,外科・解剖・生理学の各科を持つ。学生定員40名。保健学科として独自に生みおとされたものではない。前身は医学部衛生看護学科である。いわゆる東大衛看と通称されたが,昭和28年スタートを切って以来10年余にして解体脱皮したといえようか。東京大学にナーシングの学科がつくられたと当時看護界も,また一般社会も双手をあげて従来の看護をより高みへ強力に押しあげるトリデとして迎えた。いま包括医療という新しい旗をかざしさらに広い国民保健各分野の研究者,指導者を育くもうとしている。看護学講座をささえるこの人たちの研究室会議は,静かであるが沈潜した情熱がこもっていた。
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