医療プリズム
地域の医療
金子 嗣郎
1
1都立松沢病院
pp.80
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913145
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前回入院治療か通院治療かという問題を考えましたが,結局入院治療というのは急性疾患のためのものであって,慢性疾患はむしろ在宅治療(通院を含めて)がのぞましいのではないかという疑問が出てきました。
このような反省は,医療保障のゆきわたっているイギリスなどでもおこってきているようで,その理由としては,入院中心の治療は金がかかること—入院費,ベッド代が大変です,また入院治療では医療の一貫性というものが破られやすいということなどがあげられています。
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