医学と看護5月のテーマ
肺線維症の看護
飯田 静枝
1
,
山口 澄江
1
,
平田 治子
1
1信州大学医学部付属病院戸塚内科
pp.65-68
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913141
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はじめに
肺線維症は肺気腫,慢性気管支炎などとともに近年注目されている疾患で,漸次増加の傾向にある。一般には,軽症の例にはしばしば遭遇する機会があると考えられるが,これらは無症状に経過していることが多いため,実際私たちが対象とする肺線維症患者には相当悪化している例が少なくない。肺線維症には原因が種々あり,また複雑であるが,それぞれの基礎疾患への対策とともに呼吸循環機能の障害によってひき起こされる症状の改善を計ることが,治療ならびに看護の基本ともなると考えられる。
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