グラビヤ
女の職場—美容師さん
pp.16
発行日 1967年4月1日
Published Date 1967/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913100
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“隣の庭の柿”はとかく甘く見えるもの。女性をより美しくするシゴト,いわずと知れた美容師さんたちの職場を拝見しよう。
春風にもてあそばされた髪のまま入ってくる人、洗いたての髪をスカーフで覆ってくる人,ここにもさまざまな人生の縮図がくりひろげられている。キビキビとそれらお客さんの髪をみるみる美しく仕上げていく彼女たちを見ていると,患者をみとるナースの働らきとどこかで交さくするものを感じさせられる。「看護婦さんて,たいへんな仕事だと思います」と感がい深げに語った彼女たちも1年間の養成課程を終え,さらにもう1年のインターンを修了し,国家試験に合格してはじめて一人前の美容師になるのだが,つらいことはと訊くと「仕事ですから…」と笑って一蹴された。
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