看護□臨床検査
検査で起こりやすいまちがい(1)
小酒井 望
1
1順天堂大学
pp.77
発行日 1966年12月1日
Published Date 1966/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912973
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昔は医師が自分の受持つ患者の検査は自分で行なった。つまり検査をしようと決心したならば,自分で材料をとり,自分でそれを持って検査室へ行き,自分で検査をし,その成績を自分でカルテに記入したのである。しかし中央検査制度の普及した今日の病院では,医師が検査をしようと決意してから,検査成績カルテに貼付されるまでの間には,多数の人手を経なければならない。加わる人手の数が多ければ多いほど,間違いが起こりやすい。つまり検査成績が出なかったり,まちがった成績が出る可能性が多くなる。それではどんなところで,どんなまちがいが起こるであろうか。
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