対談
顕微鏡をまちがいなくつかうために—その構造ととりあつかい
高橋 昭三
1
,
上野 正氏
2
1東京大学・細菌学
2日本光学・顕微鏡課
pp.1364-1371
発行日 1965年12月15日
Published Date 1965/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915878
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倍率を左右するもの
高橋先生,今日は顕微鏡のお話をいろいろうかがいたいと思います。私,顕微鏡は大分長いこと使ったような感じがいたしますけれども顕微鏡は何か大変使うのが簡単なような,また大変難しいような機械の感じがいたします。間違いなく使うということは,かなりいろいろな知識と経験がいると思うのでございますけれども,間違いなく使うためにどういうふうにしたらいいかというとそれから顕微鏡をどういうふうに扱かったらよろしいか,また顕微鏡の構造といったものについてもいろいろお話を聴かせていただきたいと思います。
はじめに顕微鏡の構造と,いろいろな部品の機能についてですが,まず最初に一番身近な倍率に関係するような部分からお話をお願いいたします。
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