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日本病院学会に看護婦さんいっぱい
pp.73-75
発行日 1966年7月1日
Published Date 1966/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912810
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風かおる五月晴れもさわやかな5月18,19,20日の3日間,第16回日本病院学会が,オリンピックでわいた国立体育館を見渡す東京渋谷公会堂で行なわれた。
三つのシンポジウムをはじめとして,一般演題およそ60題,パネルディスカッション二つ,専門集会,各部会・研究会報告,さらに特別講演として最高裁判所長官,横田喜三郎氏の「裁判のはなし」など盛りだくさんな多彩なプログラムがつぎつぎと展開されていった。看護関係の演題も,4〜5年前にこの学会にはじめて登場して以来,その数は年々増え,特に今回のシンポジウム「看護婦の人事管理」と専門集会「夜間の看護」の二つは,病院学会において看護演題のもつ意義の重要性を再確認させるものだった。ほかに富山県立中央病院の「看護の立場からみたベッドの問題」,東京警察病院の「当院におけるインフォメーション」,都立第一高看学院の「本学院のカリキュラムの変遷」,武蔵野赤十字病院の「看護婦の夜間勤務と疲労度の調査」,そして国立相模原病院の「処方と薬剤管理・看護婦の立場から」,新潟県立吉田病院の「看護部よりみた注射薬品管理」の六つを数えた。たんねんにメモをとり,身をのり出して聞きいる看護婦さんでうまった2日目の会場は,看護学会さながらの雰囲気だった。なお,「看護婦の人事管理」は「看護学雑誌」8月号に全容を集録。
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