特集 住民との協調の中で活動を組みたてた—入善町(富山県)の保健婦活動とその周辺をさぐる
座談会
保健婦さんには感謝の気持でいっぱい—婦人会活動から町の健康づくりへ
谷 雪枝
1
,
久郷田 花子
,
中林 茂治
2
,
左郷 武男
2
,
柏原 誠一
2
,
舟川 ふさえ
,
久常 節子
3
1入善町連合婦人会
2入善町リハビリ友の会
3国立公衆衛生院
pp.273-285
発行日 1980年4月10日
Published Date 1980/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206235
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久常 東京でも入善という名前は何回も聞いていますので,そういう所の保健婦活動は一体どういうふうになされているのだろうか,とても興味がありました。それで,保健婦さんの話も聞かせていただきましたけれども,その中で,それを支えてこられた婦人会の活動を初め皆さんのお話を聞かないと,入善という所は語れないなという気がしました。きょうは皆さんのお話の中から入善の保健婦活動あるいは保健活動というものを浮かび上がらしていただきたいと思います。
歴史的に言いましたら,リハビリテーションとか体操とかいう以前に,婦人会活動があって,その結果いろんな活動が起こったわけですので,まず婦人会活動の成り立ち,その過程で保健婦活動とどういうかかわりがあったのか,そのあたりからお話しいただきたいと思います。
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