この人と30分
—リハビリテーション・センターをぜひつくって—リハビリテーション・ナーシングにうちこむという遠藤千恵子さん
くりはら ひろし
pp.102-103
発行日 1966年3月1日
Published Date 1966/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912679
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●リハビリテーション・ナーシングの道へ
昨年12月24日クリスマスイブに羽田へ降りたった,アメリカ研修を終えた遠藤さんは,日本の灯をいかに自分が待ちこがれていたかを改めて噛みしめたという。通俗な意味でのホームシックではなかった。在米中,また帰国途次ヨーロッパ諸国や東南アジアの,ことにリハビリテーションナーシングの面を視察したなかで,ますます自分の道への決意をかためるなかで,思いおこしていた日本の灯だったのだ。
離日前には知らなかったオリンピック日本の高速道路,ビルラッシュの嵐に続々建てられた高層ビルの群。目をみはった遠藤さんは,これだけの国力ある祖国ならば,私の願いはささやかなものだし,かなえられる望みはあるのではないかと,思った。
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