連載 新・ナイチンゲール伝・24
誤解されてきたその思想と人間
吉岡 修一郎
1
1久留米大
pp.54-55
発行日 1966年3月1日
Published Date 1966/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912664
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話がすこしあともどりしますが,ヤナギのように細かった彼女のからだが,60歳ごろから太りはじめて,やがてドジシりと丸く,健康そうになって来ました(丸くなったといっても,長身でまだまだエレガントだったそうです)。老齢のために仕事が以前のようにメチャクチャに激しくできなくなったためらしいです。
67〜8歳ごろから,目がすこし不自由になり,75歳になると,ソロソロ人の名前や数字などを忘れやすくなりはじめて,それからだんだんそのほかのことも忘れるようになりました。誕生日のお祝いを,ハッキリした意識で祝ったのは,75歳の誕生日が最後だったらしいです。
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