特集 現任教育の道
2 座談会/承前 看護のレベルアップと院内教育(続)
佐々木 ノブ
1
,
小原 良衛
2
,
渡辺 千鶴子
3
,
出垣 冴子
4
,
森 幸
5
,
内田 卿子
6
,
相模 初子
7
,
桑田 春子
8
,
沢井 美智子
9
1聖路加病院
2国立京都病院
3国立京都病院内科
4国立京都病院外科
5国立京都病院産婦人科
6聖路加国際病院
7聖路加国際病院外科病棟
8聖路加国際病院産婦新生児科
9聖路加国際病院内科病棟
pp.24-28
発行日 1966年2月1日
Published Date 1966/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912624
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看護の向上と改善のために
●薬札を全廃した
司会 看護研究の内容を少し。
小原 症例研究的なこともはいっておりますが,薬のことでいわゆる薬札というものを全部廃して,処方箋をビニールの袋へ差しこんで入院患者さんにだけ内容を表示して,引き出してよまれるようにしたんです。みんなからの意見で指摘されて,なんとかして解決しようということで。薬の多い内科にいくたびに与薬の方法を考えなければいけないと,そればっかりいってたんですが。患者さんのそばで時間を使うのはちっとも惜しくない。準備とかに時間をかけるのはもったいなくて,この問題を解決しなければと思いましてね。だんだんいいものが生まれてくるんですね。
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