グラフ
ポリオにいどむ“人工筋”
pp.5-12
発行日 1961年6月15日
Published Date 1961/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912516
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小児マヒにかかった15才のカラン・マッキベンさんも,最近“人工筋”を装置してもらったので,腕をまげたり伸したりして,物をはさむことができるようになった。この新しい装置を使いこなせるようになると,彼女は自分で食事したり,手紙を書いたり,手芸を楽しむことさえできそうだ。
この“人工筋”はリハビリテーションの分野では最も代表的なものの一つになるに違いない。この装置はカランさんのお父さんのジョゼフ・マッキベン博士が,可愛いい娘の為に考案したものである。又もっと興味のあることは,彼が最初の原子爆弾を爆発させる電気時限装置を考案し,その作製を指揮した人であるということである。
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