看護制度研究集会から
盛りあがる制度への熱意
T.A.生
1
,
神奈川県支部
1神奈川県協会
pp.50-51
発行日 1964年9月1日
Published Date 1964/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912364
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超満員の会場と熱こもる質疑
昨年12月26目厚生省に提出された“保助看法の抜本的改正に関する要望書”は全国で大きな反響を呼び,通常総会もこの間題で大ゆれにゆれた。その結果,疑問点の多い法改正について,神奈川県支部では6月13目に,協会本部から石本看護婦会会長を迎えて,保健婦助産婦看護婦三部合同の集会がもたれた。
京浜子安駅から徒歩15分,会場の神奈川県母子衛生会館に到着したのは2時少し過ぎだった。蒸し暑い土曜の午後だというのに,会場は超満員廊下まで人があふれている。やっとのこと4人掛けの片隅に腰を落着けて会場を見渡すと,300人余りにおよぶであろうか,補助椅子もとれず,立ったままの人も多勢いる。夜勤あけの人もいるだろうに,どの顔も真剣で,法改正が自分達の明日からの問題であると自覚し,期待を持って公聴会に臨んでいることがうかがえる。
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